鋼管パイプはどの様な工程で作られるか
鋼管パイプはどの様な工程で作られるか
鋼管パイプは、その製造方法によってシームレス鋼管と溶接鋼管の2つの分類があります。
前者は鋼塊を加熱して円柱状に押し延ばし、内側の芯材を取り除くことによって製造されます。
芯材は、鋼塊の中央部に円筒状の穴を開けたものや鋼線を円筒状に編み込んだものなどがあります。
シームレス鋼管の製造工程を述べます。
鋼管の原料となる鋼は、鉄鉱石やコークスや石炭などの原料を高炉で熱処理して製造します。
高炉で製造された鋼は銑鉄と呼ばれ、鋳鋼や圧延鋼などの形で鋼管製造に用いられます。
シームレス鋼管の製造には鋼板が必要で、鋼を熱間圧延や冷間圧延により製造します。
熱間圧延は高温の鋼をロールで圧延する方法で、冷間圧延は常温の鋼をロールで圧延する方法です。
鋼板を円柱状に押し延ばして鋼管を製造します。
溶接鋼管は平らな鋼板をパイプ形状に成形し、その端面を溶接接合して製造されます。
溶接鋼管の製造工程を述べます。
溶接鋼管の製造には鋼板が必要で、鋼を熱間圧延や冷間圧延により製造しパイプ形状に成形します。
ロールを使って行う場合と押出機を使って行う場合があります。
鋼板の端面を溶接接合します。
溶接方法は、高周波抵抗溶接やアーク溶接などがあります。
溶接により生じた応力を除去するために、熱処理を行います。
2つの方法以外にも鋼管パイプを製造する方法があります。
熱間引抜法は鋼板を熱間状態のまま、冷間引抜法は鋼板を冷間状態のままロールを使って引き抜くことによって製造します。
熱間鍛造法は鋼塊を熱間状態でプレスにより鍛造して製造を行います。
鋼管パイプの製造方法は、用途や要求される性能で選択されます。